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幕内 恵三; 吉井 文男
燃料及燃焼, 62(1), p.3 - 9, 1995/01
環境にやさしい高分子材料を、(a)製造時・使用時に環境を汚染しない材料、(b)廃棄時に環境を汚染しない材料、(c)環境浄化に役立つ材料に分類し、これらの材料に対する放射線の利用について考察した。(a)は高分子の無公害・省エネルギー及び製品であり、代表的な例には電子線硬化による塗装の硬化がある。また、放射線橋かけも製造時の環境汚染が少ない特徴がある。環境にインパクトを与えずに廃棄できる高分子材料(b)が、現在最も緊急度が高い。放射線による廃高分子材の処理・処分、ケミカルリサイクルに対する放射線照射効果などの研究により、新規プロセスが開発される可能性がある。(c)は水や空気中の汚染物質を吸収する材料であり、放射線グラフト重合の応用により、高性能分離材料が開発されつつある。
町 末男
JAERI-M 90-194, 154 Pages, 1990/11
原研は、マレーシア原子力庁、インドネシア原子力庁及び日本原子力産業会議の協力のもとに、電子線の応用に関するワークショップをマレーシア(平成2年7月17日)とインドネシア(平成2年7月20日)とで開催した。本論文集は、これらのワークショップで発表された11の論文を収録したものである。日本における電子加速器の工業利用の動向、高エネルギー電子加速器の最近の進歩の紹介で始まり、マレーシア及びインドネシアにおける電子加速器の応用の可能性が述べられている。日本における電子線応用の実例としては、電線・ケーブルの橋かけとゴムの電子線加工が紹介されている。さらに、シンドネシアにおける低エネルギー電子加速器による放射線硬化に関する現状と問題点が述べられている。また、医療材料の滅菌と食品照射及び農業資源への電子線の応用も紹介されている。